さて、米国株市場が今現在あんまり調子がよろしくないので、株価を気にしないためにも今回は『人気ブログを弱小ブログが偉そうに分析する』というチャレンジングな企画をやってみます。
分析する人気ブログはこちら「ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術」です。
※以下、こちらのブログの事を”ROKOHOUSE”と省略して呼ばせていただきます。
Contents
ROKOHOUSEは初学者にはわかりにくい?
事実、筆者自身が「ロコハウスがわかりにくいという意見が多い」と、このように言っています。
ロコハウスがわかりにくいという意見が多いのは、僕としてはできるだけわかりやすく書いてるつもりなので、たぶん僕の説明が下手すぎるだけだと思うんですけど、初学者の方がロコハウスのどこで詰まるのかなどを教えてもらえると嬉しいです。。昨日も難しいですって言われた。。
— hiro@米株ブログ運営中 (@hiroakit_roko) 2018年6月29日
私もROKOHOUSEに出会うまでは、レバレッジETFの「レ」の字も知らなかったですので「ROKOHOUSEは難しい」という初学者の気持ちはよくわかります。先日までわたし自身がその初学者でしたから。
それで結論から言うと、今、ROKOHOUSEが分かりにくい!と言っている投資初学者は、ROKOHOUSEの初心者向けページや、ROKOHOUSE全体を分かりにくいと言っているのではないです。「可変レバレッジドポートフォリオ」関連のページが分かりにくいと言っているんです。
初学者は色んなブログやTwitterで目にするようになった「可変レバレッジドポートフォリオ」これが気になっているんです。色んな人がこのポートフォリオ採用してるし、その話してるし「なんか凄そう」「なんか儲かりそう」なので、初学者は気になるのです。
今、初学者がROKOHOUSEに求めているのは「可変レバレッジドポートフォリオがどう凄いのか教えてくれ」なんです。
しかし現状、どんな投資方法なのか知りたくてROKOHOUSEにアクセスしたものの、難しいと感じて撃沈・・・。
「ROKOHOUSE難しい・・。」
となってしまっているんです。
何度も言います。
初学者が求めているのは「シーゲル流ロジカル投資術を理解したい」ではなく「可変レバレッジドポートフォリオがどう凄いのか理解したい」なんです。
失礼ながら、今の初学者にとっては「ROKOHOUSE=可変レバレッジドポートフォリオのブログ」という認識なんです。
初学者の方がロコハウスのどこで詰まるのかなどを教えてもらえると嬉しいです
→「可変レバレッジドポートフォリオ」を紹介するページで詰まっています。
わかりにくいと思われてしまう原因はどこにあるのか
「可変レバレッジドポートフォリオがどう凄いのか理解したい」
そう思っている読者がROKOHOUSEにたどり着いた後にアクセスするページはどこでしょうか?
間違いなくこのページです。
[ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオ]
実際このページはROKOHOUSEの数ある記事の中でも2位(確認時点)のアクセス数を誇る人気ページです。
このページの構成を大雑把にまとめると
1:おすすめのポートフォリオがあるから紹介するね
2:3つのETFを使ったポートフォリオだよ
3:自分のリスク許容度に合わせて好きなのを選べるよ
4:シミュレーションの結果もこんなに優秀だよ。だからよかったら役立ててね
こんな感じです。
さすが人気ブロガーさんが書いている記事です。
ちゃんと「1起→2承→3転→4結」になっており、大変読み易いですし、例えば「SPXLって何?」「TMFって何?」という人のためにはより詳しいそれぞれの詳細説明ページへのリンクが貼ってあったりと、至れり尽くせりの大変優れたページです。
人気記事になっている理由がよくわかります。
新しい読者層が増えた
筆者がこの「可変レバレッジドポートフォリオ」のページを公開したばかりの頃は、可変レバレッジドポートフォリオを紹介するのは筆者1人だけでした。ですので、このポートフォリオの説明は全員に1からしてあげる事が必要でした。
だから、筆者の書いている順番「1起→2承→3転→4結」これが良かったんです。
しかし、現在はこのポートフォリオの優秀さを理解したり、採用した投資家が増えたので、「よそでレバレッジポートフォリオが良いって聞いてきました~」という読者もROKOHOUSEに訪れるようになりました。
この読者はよそで『うっすらと』
1起:おすすめのポートフォリオがあるよ
2承:3つのETFを使ったポートフォリオだよ
3転:自分のリスク許容度に合わせて好きなのを選べるよ
と、「1起→2承→3転」までは既に聞いてきてるんです。
そして本家のページで「→4結論」を聞くのを楽しみにやってきているのですが、もう一度ボリュームのある「1起→2承→3転→4結」を1から聞かされるので、胃もたれを起こしてしまってるんですね。初学者は平易な表現であってもボリュームがありすぎるだけでパンクしてしまうんです。
例えるなら、
『薄味の』フレンチのコースを味わって、最後のデザートは何かな?と楽しみにしていたら、出て来たのは『こってりの』四川中華のフルコース!! え!?また、前菜から食べなきゃダメなの・・。デザートだけ食べさせてよ・・・。となってしまっているんです。
「結論」から入る記事があれば良い
なので、こういった新しい読者向けに
「結論」から「可変レバレッジドポートフォリオ」を説明する「薄味の」記事がもう1つあればよいです。
例えばこんな構成など良いのではないでしょうか。
結論:このポートフォリオはこんなに優秀だよ
理由:このように逆相関するETF(アセット)を組み合わせているから株単独よりも優秀なんだ
具体例:たくさんシミュレーションしたけど、どれもこんなに優秀な結果だよ
結論:だから気に入った人は使ってみたらいいよ。けど、より詳しいこっちのページを読んでからにしてね。
極力薄味に作ったほうが「初学者にとって」は良いです。
こういったページがあれば「可変レバレッジドポートフォリオは難しい」というイメージも変わります。
可変レバレッジドポートフォリオは今やROKOHOUSEの顔です。
顔のイメージが変わり「易しい」となれば、全体ROKOHOUSEの全体のイメージも変わります。
最後に
検索から訪れてくれた読者さんは概して『結論』を求めてページに来ている事が多いです。ですから、記事の前半にわかりやすく『結論』が書いてあるほうが、そういった方からの評価は上がります。むしろ『結論だけのページ』が良いかもしれません。
『可変レバレッジドポートフォリオの凄さのみを説明する初学者向けのページ』
これを用意することが、ROKOHOUSEがわかりにくいと言われてしまう事への対策になると私は考えます。
※他にもROKOHOUSEの人気ページは「1起→2承→3転→4結」といった順番の記事が多いため、初学者もまずそのページへ訪れてしまうために難しいと言われてしまうんでしょう。
以前は「可変レバレッジドポートフォリオ」と検索する人は0人だった
筆者が「可変レバレッジドポートフォリオ」を発表する前までは、このワードを検索する人は0人でした。
しかし、今は違います。少なくない数の人間が「可変レバレッジドポートフォリオ」と検索するようになっています。
本家であるROKOHOUSEがこの検索者向けの専用ページを持っていないのは非常に「もったいない」と思います。
あと、ROKOHOUSE筆者の「性格orこだわり」なんでしょうけれど、おそらく
・正しい事(真理・原則・原理)を伝えたい。
・大雑把な記事を書いて間違った解釈をされたくない(して欲しくない)。
といった考えが強いから、「しっかり(こってり濃い味)」した内容の記事、「1起→2承→3転→4結」といった順番の記事が多いのでしょう。
これは何も悪いことではなく、だからこそ(初学者ではなくある程度以上の基礎知識のついた人に)ROKOHOUSEは人気がある訳です。
そして私が論じるべき事ではありませんが、初学者が浅い知識で「可変レバレッジドポートフォリオ」を採用してしまう弊害もあると思います。しっかりと腑に落ちて理解できた人だけが採用するべきポートフォリオだと思いますので、そういう意味では「本家が」「薄味の」「可変レバレッジドポートフォリオの」ページを持っていないという今の状態は、良い状態なのかもしれませんしね。
あとがき
ありがとうございます!おこがましいとかはないので、お好きなように書いてもらって構いませんよw
— hiro@米株ブログ運営中 (@hiroakit_roko) 2018年6月29日
と事前に許可を得ていたとは言え、このように他人のブログに対して好き勝手な事を言わせてもらいました。
自分でもどうしてこんな記事を書くと言ってしまったのかわかりません。ちょっと後悔しましたw
色々と言わせてもらいましたがしかし、私はROKOHOUSEに本記事で指摘したようなページを追加して欲しいと願っているわけではありません。そして、可変レバレッジドポートフォリオが広まって欲しいと願っているわけでもありません。私自身がS&P500ETF(VOO)への積み立てを辞めて、レバレッジドポートフォリオを採用するための交通整理をしている訳でもありませんw
では何故私がこのような記事を書いたかというと、その目的はたった1つ「今読んでいただいているこのページにアクセスして欲しい」それだけです。
ですから、あなたが今ここまで読んでくれた事で私の目的は達成されました。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
↓それでは最後に米国株ブログランキングで『ROKOHOUSE』の順位と、『S&P500で資産形成』の順位を確認してください
きっとあなたは驚くはずです
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