ここ数か月の米国の金利の上昇で、米国債券投資の魅力が薄れているように感じます。私の中だけではなく、インデックス投資界隈の雰囲気がそう感じさせます。
かくいう私もブログを書いているが故の半分リップサービス(?)ですが、ここ数か月は
「BNDの1株分配金価格が下げ止まらんぜ~」
「債券が株式と全然逆相関せ~へん 辛い」
などと呟いてきました。
口に出すというのは怖いもので、このように呟いていると私自身本当に債券やBNDに魅力を感じなくなってきてしまいました。
この状態はマズイので、自分自身のためにも BNDの魅力を再確認してゆきます。
※金利がどうして債券価格に影響するの? という方へは、こちらの過去記事をおすすめします。
Contents
BNDの魅力は2つ 毎月分配という安心 価格の安定性
BNDは毎月分配金(配当金)が出ます
BNDの魅力の1つは毎月分配金が出る所です。
一時期よりは分配利回りが下がったとはいえ、それでも2%以上あります。
(参考:SBI証券のページでは現在2.19%と表示されています)
私はBNDの保有は2019年10月からなので、そんなに長くはないのですが、それでももう17回,計1,100ドル以上も分配金をいただいています。嬉しいです。
(記事カテゴリー「分配金・配当金」)
分配金(配当金)は利益の取り崩しであり、数字だけで考えると不利な制度です。
しかし、やはり手元に現金として入って来ると嬉しいのです。
嬉しいと楽しくなってきて、続けられます。
そして保有し続ければ続けるほど毎月分配金ももらえますし、もらった分配金でまたBNDを買えば、ゆっくりではありますが、雪だるまのように徐々に大きくなってゆきます。
この妄想が毎月できるのが、BNDの魅力の1つですw(私だけかも)
価格の安定性
まずはBNDとS&P500の10年チャートを見てみます。
S&P500はご存じの通りここ10年間は好調で見事な右肩上がりです。
対してBNDはそれなりに波打っている上下があるようにも見えます。
しかしこれは切り取り方のマジックです。横軸が全然違います。
それでは次に10年前の価格をそれぞれ100として同じグラフに並べて表示してみます。
BNDの価格が安定しているのがよくわかります。
BNDの価格が安定しているのはわかったけど、価格が上がってないだけやん!全然魅力に感じないわ!S&P500のほうが魅力的やわ! という声が聞こえてきます。
その気持ちもよくわかります。
それでは今度はコロナショック前の価格をそれぞれ100としてコロナショック期間がどんな動きだったのかを比べてみてみます。
S&P500はこの期間 最大約35%も下がっていますが、BNDは最大でも約5%の変動で済んでいます。
私はこの時にBNDを売って、かなり価格の下がっているS&P500をリバランスで買付することができました。
BNDや現金ポジションを持っていなかったら、下唇を噛みながらこのバーゲンセール(暴落)を見送るしかなかったでしょう。
もしくは「一旦売って、もう少し下で買い戻せば株数増やせる」と考えて行動して失敗していたことでしょう。
こういう時にBNDのような価格が安定している資産は「持っててよかった」となるのです。
BNDの魅力 まとめ
暴落がもし来たら、その時はクッション材にもなり かつ,株式を買うための種銭となってくれ、持ってて良かったとなります。
暴落がもし来なかっても、毎月分配金を出してくれるので、無駄にはなりません。むしろずっと持ってて良かったとなります。
BND(は、私がS&P500(VOO)の次に好きな投資商品です。
当ページ まとめ
毎月分配金が出るという商品でありながら、本体部分の価格も下がらないという、非常に優秀な投資商品です。
S&P500などの株式に集中投資する投資家でも、一部適切な割合でBNDを保有することはお勧めできます。だから私も保有しています。
ほかにも色々と書いています。
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