石の上にも三年 勘違いしてると貴重な3年間をムダにします。良いことわざですが要注意

投資理論

石の上にも三年

石の上にじっと3年も座っていれば、石も暖まる」ということから)どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、何らかの変化があって、好転の芽が出てくることをいう

「お前はまだ1年目だ、まずはこの仕事を3年我慢してやってみろ。石の上にも三年っていうだろ。」なんてことを言う上司がいたら、その上司はヤバいですよ。

完全に時代遅れです。

インターネットのおかげで、あらゆるノウハウが手軽に手に入るようになった現在、3年先輩が出来ているようなことは、本気で学べば3か月、そこに素質が伴えば3週間や3日で身に着けることも可能となっています。

実際、寿司屋に弟子入りせずに、すし職人専門学校を3か月で卒業し、その年にミシュランで星を獲得した料理人だっています。

 

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しかし、「3カ月で覚えた人間」と「経験豊富なベテラン」では同じ事が出来てもその完成度が違う。という反論

完成度は当然違うでしょう。でもこれからの時代はそれで良いんです。

ある1つの分野でだけ100点をとれる人間より、複数の分野で80点がとれる人間のほうが重宝される時代が来ています。

1つの分野で100点をとるのは、AIを搭載した機械に任せましょう。もう、そういう時代です。

例えばスーパーマーケットの店員さんなら、レジ打ちのみ社内最速を目指すよりも、レジ打ちも、品出しも、発注も、商品探しの案内も、迷子の対応も、クレーム応対も、新商品の採用検討も、売り上げの上がるレイアウトの考案も、そこそこ出来るのを目指すほうが良いです。

レジ打ちが人間最速よりも速い機械はすぐ出てきますが(普及してないだけでもう出てるかも)、先程の業務すべてを1台でこなせる機械はまだまだ出てきませんからね。

 

100点満点を敢えて目指さない。合格点をたくさん取ることを目指す。

資産形成においても同じことが言えます。

雇われサラリーマンは給与アップや昇進を目指すよりも、サラリーマンを普通にし、投資もし、副業もしたほうが、はるかに早く資産形成出来ます。

「石の上にも3年」ではなく「石から石へ3年」

こっちのほうが、これからの時代向きです。

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