人気の海外ETF VTIとVOOを比較&シミュレーション 

      2020/02/16

人気の海外ETF VTIとVOOを比較してゆきます。

米国株投資を勉強し始めると、S&P500(米国の大型株式会社500社)とVTI(米国の投資可能銘柄ほぼ全社)と、どちらに投資する方が良いのだろう?という一つの疑問が沸いてきます。

私は現在VOOをメインに、株式はS&P500インデックス商品のみに投資を行っていますが、可能な限りフラットな目で比較してゆきます。

※投資信託派の方へ
このVTIとVOOの比較は『VTI=楽天全米株式インデックス』『VOO=eMaxis Slim米国株式(S&P500)』と読み替えてもらえれば、その比較とほぼ同じになります。

 

それぞれの特徴

まずは、SBI証券の『ETF 情報』から情報を引用して確認してゆきます。

VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へ投資対象とし、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同インデックスは米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする。

 

VOO バンガード・S&P 500 ETF

総額が大きい米国株式を構成銘柄とするS&P 500指数(同インデックス)の投資パフォーマンスに連動する投資成果を目指す。同インデックスは 、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成され、米国株式市場のパフォー マンスを表すベンチマークとして知られる。

 

つまり、平たく言うとこうです⇩

VTI =アメリカ株全てをギュッとまとめた株(ETF)

VOO =アメリカの上位500社の株をギュッとまとめた株(ETF)

 

さらに、平たい絵? にするとこうなります⇩

どちらも似たようなETFですので、日々の値動きも似たような動きをしています。

以下、2つのどちらを購入しようか迷っている方は判断基準の足しにしてください。

・アメリカの中型~小型の株も欲しいならVTI(全米株式)、中型~小型の株は必要ないならVOO(S&P500)。

・小型の会社が成長して中型になり、そして大型になってゆくことにロマンを感じる方はVTI(全米株式)。

・既に大きい会社が、更に大きく成長することにロマンを感じる方はVOO(S&P500)。



それで、どっちが儲かるの?

大阪弁でいうと「ほんで、どっちが儲かんねん?」

今後どっちのほうが「儲かる」のかはわかりません。しかし、20年以上の長期投資であればどちらも投資の元手を下回ることは無いでしょう。それは歴史が証明してくれています。

そして、「歴史」は「株価データ」として残っているので、この2者を同条件で比較してみます。

 

まずは株価(ETF価)の推移のみを比較します。

VOOは2010年9月10日からのデータしかないので、2010年9月10日のそれぞれの株価(基準価格)を100として比べてみました。
チャート⇩

ほぼ変わりませんね。ややVTIのほうが上回っていることが多いでしょうか。

2010年9月10日のそれぞれの終値を100とした場合、2018年1月16日の終値はこちら⇩
VTI:250.70
VOO:250.03

「同じ」と言って良いです。

 

次に、月1回積立投資したと仮定してシミュレーション

条件
・ドル資産同士の比較なので、為替変動は無考慮
・2010年9月10日~2018年1月16日まで、毎月初に投資したとする。
・投資額はNISA枠と同じ120万円×約7年間=840万円とする。
・各種手数料は無考慮
・配当(分配金)は無考慮
・投資信託のように、1円単位まできっちり購入できるものとする。

結果のグラフはこちら⇩

見事に一緒ですね。赤と青が重なりすぎて、紫の1本線に見えます。

2010年9月10日に積立投資を始めて2018年1月16日には
積立額:840万円
VTI:1359万4332円
VOO:1368万3027円

これも「同じ」と言って良いです。

 

まとめ

VTI(全米株式)とVOO(S&P500)は『兄弟商品』だと思っていました。が、この結果を受けて『双子商品』と認識を改めることとします。

VTIとVOOで迷っているのなら、ホントどっちでも良いです。
迷っている時間のほうが、圧倒的にもったいないくらいの差です。

もしオススメをどちらかに決めろと言うのであれば・・・
VTIのほうが小回りの利く値段なので、VTIのほうをオススメします。

という、『S&P500に全力投資するSPオヤジがVTIを勧める』という結果になりました。

しかし私はSPオヤジですし、株式はS&P500インデックスのみを対象とした投資を続けます。

 

 - シミュレーション, 分析・比較