債券とは。債券の種類、超長期・長期債・中期債・短期債の違い

      2018/06/12

インデックス投資のアセットロケーション(資産の置き場所)を決める際に、最も基本となるのは「株式比率と債券比率はどのような割合にするか?」というものです。インデックス投資家にとって「債券」について学ぶというのは基本中の基本です。しかし、私は債券の勉強を後回しにしてここまで来てしまいました。

株式投資(米国株・インデックス)については私は、本や先輩ブロガーさんのブログで勉強し、そこそこ勉強したつもりでいますが、「債券」については本当に大して知りません。

ですので、これから数記事にわたって債券について学びながら記事にしてゆきます。

初心者の皆さん。一緒に学んでゆきましょう!



債券とは

「超長期・長期債・中期債・短期債の違い」の前にまずは、「債券」とはそもそも何なんでしょうか?

※野村證券のページより引用
債券は、国、地方公共団体、企業、または外国の政府や企業などが一時的に、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。資金調達するために発行するという点では、株式と目的は同じですが、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される点がちがいます。債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができます。そして、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることができます。

債券は国、地方公共団体、企業などが発行する

債券は、国だけじゃなく、地方公共団体や、企業が発行することがあります。しかし、個人投資家や投資ブロガーが何の説明もなく「債券」と言っている場合は、ほぼ間違いなく国が発行する債券、つまり「国債」のことを言っています。
私のブログでも説明なしに「債券」と言っている場合は「国債」のことを言っています。

 

あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される

ココが株式投資とまったく違う所であり、債券が「無リスク資産」等といわれる所以です。

(比較として株式投資を例にすると、)株は、バフェットの会社(バークシャーハサウェイ)だから、今後も株価は上がるだろう。とか
良い商品を作っている会社だから、今後この会社はより大きくなるだろう。とか
「だろう・だろう」で買われています。

しかし、債券(国債)は「だろう」ではなく「確実に」その利率どおりに満期日にその金額が得られます。

私は個人的に「無リスク資産」という表現が好きではありません。債券でも、たとえ現金(日本円)であっても、その価値は(為替相場をみると)刻一刻と変化していますので決して「無リスク」ではないからです。だから私は債券は現金は「低リスク資産」という表現を好んで使います。貯金だって「リスクゼロではない」と気づく事が、お金の勉強の第一歩です。(しかし「無リスク資産」という用語が定着している以上、私もその「用語」は用います。)(変なこだわりを、だらだらと書いてしまいましたね。すみません。忘れてください)

『あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される』について、具体例を出すと、

「債券Aを100万円で販売します。そして年1回1万円の利子を出します。更に、10年後にこの債券Aを101万円で買い戻します。」

というのが債券です。すごいですよね国債は「(ほぼ)元本保証」です。

この債券Aでいうと、100万円で買えば、10年後には111万円になることが(ほぼ)約束されているのです。
(利子1万円×10年=10万円、プラス100万円→101万円)

※(ほぼ)元本保証とは・・通常、上記のとおり国が債券を買い戻してくれる訳なんですが、日本がデフォルト(債務不履行)に陥ると、債券の買戻しは行われません。こういった危険性もゼロではないため、「元本保証」ではなく「(ほぼ)元本保証」と表現しています。私なんかは「元本保証」と聞くと、逆に疑ってかかってしまうのでが、国債の「(ほぼ)元本保証」は信じようと思えます。(発行する国&期間にもよりますが)(※かぼちゃの馬車(詐欺事件)や、安愚楽牧場(詐欺事件)も「元本保証」をうたってお金を集めていましたね。元本保証と名のついた儲け話は怪しい。)

 

債券というものが何なのか、大雑把にはつかめました。それでは次は長期債や短期債といった、債券の違いをみてゆきましょう。

 

超長期・長期債・中期債・短期債の違い

ここでもまずはWikipediaを見てみます。すると、「償還期限による分類」のところにこのような記述がありました。

 ※Wikipediaより引用し
償還期限による分類
短期債 – 1年未満で償還されるもの。CP、短期国債など
中期債 – 1年以上5年程度で償還されるもの。中期国債
長期債 – 償還期間が5年から10年程度のもの。長期国債
超長期 – 償還期間が10年から30年程度のもの。

短期債、中期債、長期債、超長期というのは、その「償還期限」とやらの長さによる分類のようですね。

※短期債の所の「CP」は「Commercial Paper」の略です。1~3ヶ月といった短期で「企業が」発行するものなので、我々長期投資家にはあまり関係ないので無視でOKです。

では「償還期限(償還期間)」とは何なんでしょうか?

 

償還期限(償還期間)とは

1つ前の「債券とは」の章で用いた例を再度引用します。

国「債券Aを100万円で販売します。そして年1回1万円の利子を出します。更に、10年後にこの債券Aを101万円で買い戻します。

この例でいう、「10年後にこの債券Aを買い戻します」というこの10年後というのが償還期限(償還期間)のことです。
ですから、この債券Aは長期債(償還期間が5年から10年程度のもの。長期国債)に分類されます。

 

短期や長期というのが償還期限による分類であるというのはわかりました。

しかし、それそれの特徴に何か違いはあるのでしょうか?

 

短期債や長期債、それぞれの特徴

大雑把に結論から言うと
・短期債=すぐ買い戻しの時期が来るので(より安全なので)、利率は良くない。
・長期債=『買戻し』までの期間(償還期間)が長いので、利率は短期債よりも良い。
といった特徴の違いがあります。

 

長期投資をしようと思う私には長期債が向いてるの?

経験が浅い長期投資家の中にはこのように考える人もいます。
『じゃあ、私は長期投資家だから「長期債」を選んだほうが有利になるんですね!』

これは、一概にそうとは言えません。

なぜなら、「債券(国債)」は「金利」の影響を大きく受けるからです。
『金利』が低下してゆく場面では、長期債を選んだほうが有利になります。
『金利』が上昇してゆく場面では、短期債を次々と乗り継いだほうが有利になります。

これについては長くなりますので、次の記事で一緒に学んでゆきましょう。

それでは一旦ここまでの「まとめ」です。

まとめ

債券(国債)は、株式に比べてリスクの低い「低リスク資産」である。(ローリスク・ローリターン)
しかし『完全な余裕資金である現金』があるのなら「銀行口座」で眠らせておくよりは賢い「資産運用」の手段である。

例えば同じ「日本国債」であっても、自身の好みに応じて、短期債・中期債・長期債・超長期債の中から選ぶことができる。

 

次回の記事では、「金利」が「国債」に及ぼす影響について一緒に学んでゆきましょう。

 

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