リーマンショック直前から『月間最高値』を掴み続けたらどうなる

シミュレーション

先日の記事『S&P500積立投資で10年間『月間最高値』をつかみ続けてしまった男の末路』は、かなり読んでいただいて、twitterでもSPオヤジ史上最大の反響をいただきました。ありがとうございました。

 

さて、この記事に下記のようなリクエストコメントをいただきました。

【投稿者:匿名】
2007年10月くらい(感覚的には今くらいの景気の絶頂?)からやったらどうなるのか興味があります…
もしお時間ありましたら記事にしていただけないでしょうか

せっかくリクエストをいただきましたので記事にさせていただきます。

 

※当記事は「⇧こちらの記事⇧」のスピンオフ記事となりますので、読んでおられない方は先にぜひお読みください。




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2007年10月ってどんな時期?

シミュレーションの前に『2007年10月』とはどんな時期だったでしょうか、S&P500の終値の推移グラフを確認しておきます。

2007年10月とは簡単に言うと、リーマンショック直前です。

これより少し前のITショックやチャイナショックを乗り越え、株価がぐぐっと上がっていたのが2007年10月頃でした。

 

シミュレーション

今回のシミュレーション条件も、期間以外は先日の記事と同じです。

・NISA枠と同じ年間120万円(月10万円)を10年間積立投資したとします。
・運悪く120ヶ月(10年)連続で月間最高値で買付してしまったとします。
・投資するのはS&P500です。
・為替変動は無視します。
・各種手数料は無視します。
・1円単位まできっちりと購入(投資)できるものとします。
・期間は2007年10月~2017年9月の10年間に変更します。

それでは、シミュレーションの結果のグラフです。

今回はもう「月間最安値で買い続けられたら?」も一緒に出してしまいます。

元手  1,200万円
最高値 2,011万円
最安値 2,177万円
という結果になりました。

先日行ったシミュレーションである
2008年12月~2018年11月の10年間では
元手  1,200万円
最高値 2,038万円
最安値 2,188万円

という結果でした。

はい。期間に大暴落(リーマンショック)が含まれていても、結果はほとんど変わりありませんね。

 

(・・・まあ、そりゃそうですよね。10年間のうち8年10カ月は重複した期間でのシミュレーションですから、似たような結果になります~)




結論

どんな10年間を切り取っても、積立投資をするのであれば
『月間高値』を恐れる必要はないし、『月間最高値』に憧れる必要はない。

やっぱり大事なのはアセットアローケーション(何にどれだけ投資するか)である。

色んなインデックス投資家さんが以前から言われている通り『アセットアロケーションで投資の成績のほとんどが決まる』という事です。

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