リーマンショックを含めS&P500を2000年から時系列に月3万円積立シミュレーションしてふり返る

      2018/04/02

S&P500をもっとよく知るために、2000年から毎月3万円S&P500に積立投資していたらどうなっていたのか、当時はどんな状況だったのか、時系列に1年ごとに見てゆきます。

こういった条件でシミュレーションを行いました
・2000年1月2日~2017年12月24日までの週足でのデータを元に算出。
・毎週7,000円積立したと仮定(≒毎月3万円)
※365日≒52週 7000円×52週=36万4000円 36万4000円÷12カ月=3万333円≒毎月3万円積立
・為替(円/ドル)の変動も反映
・S&P500指数でのシミュレーションのため分配金は無視
・各種手数料は無視

それではS&P500に毎週7,000円積立してゆきます。

※まるで私の体験談かのように書いてゆきます。

2000年

※2000年の為替(赤線)は102~116円/ドルといった所。
S&P500は上下しながらやや下げました。

2000年末までの投資額は7,000円×53週で、37万1000円です。

7月には含み益が+1万2311円あってすごく喜んだのですが、12/31時点での結果は36万6072円で、残念ながら-4,928円のマイナスになってしまいました。(9月以降の円安の恩恵を、S&P500の下げが上回りました。)

1年目からそんなにうまくいくはずないと、来年2001年に期待しました。

 

 

2001年

※2001年の為替は115~131円/ドルといった所。2000年より円安がすすみました。
S&P500(青線)は2・3・9月とに強烈な下げがありました。1年通しても昨年2000年より更に悪かったです。

年明けてすぐはS&P500は上昇し、1/21には含み益が+1万3,621円出て喜んでいたんですが、すぐに落ち込み4/1には-3万8,874円の含み損となっていました。

しかも、これでは終わらず9/16の暴落時には-15万8957円の含み損を抱えてしまったので、まだ投資2年目の私にはかなりキツかったです。

しかし、その後株価は順調に上がってくれました。更に良かったのが為替の動きで、9/16時点では116.6円/ドルだったのが円安がすすみ、12/30には130.92円/ドルになりました。

その結果、2001年末の評価額は75万8488円となりました。

2001年末までの投資額は7,000円×105週で、73万5000円でしたので、

S&P500の動きは悪かったのですが、+2万3488円 の含み益を持って2001年を終えることが出来ました。

2002年もこの調子で含み益を増やしてゆくぞと期待しました。

 

 

2002年

※2002年の為替は115~134円/ドルといった所。為替の値動きも大きかった年でした。
S&P500のほうは、絶不調で、投資を続けるのが不安になりました。

3月から7月まで『どこまで下がるんだよ・・・』という感じで下げてゆきました。しかも、どんどん円高になり、1/6には132.08円/ドルだったのが7/14には115.89円/ドルに。

7/14時点で投資額93万1000円なのに、評価額は62万6503円の、-30万4497円の含み損でしたからね。

更にキツかったのが、この後の7月末~9月末でした。

株価が回復し始め、8/18には含み損が-21万1306円となり1ヵ月で約9万円回復して『今後に期待』したところで、9/29までまた大きな下げがあり含み損-30万6752円に逆戻りですからね、この時はつらかったです。

しかし、その後は少し回復してくれました。

2002年末までの投資額は7,000円×157週で、109万9000円です。

2002年末の評価額は86万3604円で、含み損-23万5396円で2002年を終えました。

2003年こそは良い相場になってね、と期待しました。

 



2003年

※2003年の為替(赤線)は107~121円/ドルといった所。徐々に円高が進んだ年でした。
S&P500は、1月2月は下げたものの、3月以降は右肩上がりの良いチャートになりました。

年明け早々から3月まで下げましたからね、今年もダメな年か・・と、ホント不安になりました。

2/2~3/9の期間ずっと、また含み損-30万円台でした。

※3/2が2003年最も悪かった時点で、含み損-33万1582円 為替117.08円/ドル

しかし、3月以降は強く回復し始めてくれました。

2003年末までの投資額は7,000円×209週で、146万3000円です。

9月以降円高になった影響で、2003年末の評価額は132万9984円と、含み損も -13万3016円まで回復したものの、解消とまではいきませんでした。

2004年は『含み損を解消できそうだ!』と、期待が膨らみました。

 

 

2004年

※2004年の為替は102~114円/ドルといった所。為替の動きが短期間で激しく上下した年でした。
S&P500は緩やかですが、右肩上がりの良いチャートとなってくれました。

2000~2003年の激動に比べると特筆すべき出来事の無かった年です。

2004年末までの投資額は7,000円×261週で、182万7000円です。

2004年末12/26時点での評価額は176万1808円、含み損も-6万5192円まで減りました。(ドル評価では、含み益状態だったので、外貨建てで資産をもつ難しさもわかってきました。)

2005年も緩やかでも良いから上昇してほしいなと期待しました。

 

2005年

※2005年の為替は102~120円/ドルといった所。徐々に円安が進んでくれた年でした。
S&P500も右肩上がりの上昇をしてくれて、2000年以降最も順調な年になりました。

5/15に円評価でも、ようやく含み損がなくなりました。5/15時点で含み益+2,530円為替は108.16円/ドル。

2005年末までの投資額は7,000円×313週で、219万1000円です。

そして2015年末12/25時点で、評価額は249万2805円、含み益も+30万1805円になりました。

2006年も良い年になることを期待します。

 

 

2006年

※2006年の為替は110~119円/ドルといった所。やや円安も進み、
S&P500も順調で、日本人米国株投資家には良い年となりました。

2006年最も円評価額が下がったのは、円高が進んだ5/14(111.69円/ドル)ですが、それでも含み益+19万7197円ありました。

チャートだけを見ていると、7月あたりが最低に見えるのですが、この時は株価の変動よりも為替の変動の方が大きかったです。

5/7は110.03円/ドルだったのが7/16には116.15円/ドルと2カ月で6円も円安に動きました。その影響で7/16の含み益は+24万2626円と5月よりも増えていましたので、心理的にはすごく楽でした。

2006年末までの投資額は7,000円×366週で、256万2000円です。

そして2016年末12/31時点で、評価額は323万7478円、含み益も+67万5478円になりました。

投資の醍醐味を感じ始め、2007年に更なる期待をしました。

 

 

2007年

※2007年の為替は108~123円/ドルといった所。大きく上下しながら結果、円高がすすみました。
S&P500も大きく上下に動きました。

 

2007年は円安になったことも影響し、7/8には円評価の含み益が+111万6444円と、初めて含み益100万円越えを果たしました。(7/8時点為替121.93円/ドル)

その後2007年末にかけて円高に進みましたので、この年の含み益のピークはこの7/8でした。

2007年末までの投資額は7,000円×418週で、292万6000円です。

12/30時点(為替108.54円/ドル)では、評価額は328万8397円、含み益も+36万2397円とピーク時よりは下がりました。



2008年

2008年は為替も大きく変動し円高が進んだ年でした。
1/6 108.98円/ドル
3/9 99.0円/ドル
6/8 108.17円/ドル
12/14 89.15円/ドル

9月末から10月頭までの2週間だけで株価は-27.6%下がりました。日本人米国株投資家にとって最も辛い1年となりました。

含み益が最も大きかったのは年初1/6で
評価額 328万3911円
含み益 +35万911円
為替 108.98円

株価が一番高かったのは5/11ですが
評価額 332万2974円
含み益 +26万3974円
為替 104.05円/ドル
と、為替の影響で含み益には表れていません。

含み損が最も大きくなったのは11/16で
評価額 184万4円
含み損 -140万7996円
為替 95.88円/ドル
円高と株価ダウンの両方の影響が出ています。

2008年末までの投資額は7,000円×470週で、329万です。

年末12/28時点では
評価額は210万5831円
含み損は-118万4169円
為替 92.24円/ドル

2008年は約36万円新規に資金を入れたにも関わらず、昨年末より約154万評価額が下がっています。1年で約190万円減った計算です。ものすごい年でした。

しかし、11/16~年末にかけては上がってくれたので2009年は大きく盛り返してくれるだろうと期待しました。

 

 

2009年

2009年の為替は円高が更に進んだため、米国株投資家には厳しい年でした。
1/4 90.34円/ドル
3/29 100.33円/ドル
11/22 86.43円/ドル

2008年末に株価は回復し始めたので、期待していた所での、チャートの通りの3/1までの下げですからね、本当にキツいですね。それに加えて『資本主義経済の終わり』『株の価値がゼロになる』なんて事を言うメディアもありましたからね。株をやめてしまった人の気持ちもわかります。

含み損が最も大きかったのは3/1時点で
評価額 170万4244円
含み損 -164万8756円 
為替 98.39円/ドル

しかし、3月以降は右肩上がりに上がってくれたので気持ちも少しは楽になってきました。

含み損が最も小さくなったのは年末です。

2009年末までの投資額は、7,000円×522週で、365万4000円です。

年末12/27時点では
評価額 297万1898円
含み損 -68万2102円 にまで回復
為替 93.03円/ドル

2010年はこの調子でいけば、また含み益が出るだろうと期待しました。

 

 

2010年

2010年の為替は円高がさらに進み、米国株投資家にはキツかった年です。
1/3 92.64円/ドル
5/9 92.48円/ドル
10/24 80.39円/ドル
12/26 81.17円/ドル

株価は年始から年末を見るとあがっているものの、為替が円高にすすんだため、良い年だったという印象はありません。

1/31時点で
評価額276万2256円
含み損-92万6744円
為替89.34円/ドル

4/18時点で
評価額339万9191円
含み損-36万6809円
為替93.93円/ドル

6/27時点で
評価額273万1220円
含み損-110万4780円
為替87.77円/ドル

2010年末までの投資額は、7,000円×574週で401万8000円です。

年末12/26時点では
評価額は 329万8168円
含み損は -71万9832円
為替 81.17円/ドル

外貨建てで投資をすることのリスクが顕著に表れた1年でしたが、株価は右肩あがりだったので、2011年に期待しました。

 

 

2011年

2011年の為替は、10/23に75.82円/ドルと更に更に円高が進みました。

S&P500の株価も下がってしまいましたので、2010年は株価&為替の両方に恵まれない年でした。

含み損が最も減ったのが、4/3で
評価額 373万7658円
含み損 -37万8342円
為替 84.72円/ドル

含み損が一番大きかった時点は、8/14で
評価額 296万7764円
含み損 -128万1236円
為替 76.55円/ドル

2011年末までの投資額は、7,000円×626週で438万2000円

年末12/25時点では
評価額 347万7594円
含み損 -90万4406円
為替 76.96円/ドル  という結果でした。

2012年中に含み損が解消できたら良いな。と来年に期待をかけます。

 

 

2012年

2012年の為替は1月~10月までほとんどずっと70円台。
11月から80円台になり12/30に最円安値88.15円/ドルをつけた。

株価も上下しながら上がってくれた年でした。株価上昇と、円高解消の両方の恩恵を受けられた年でした。

含み損が最も大きかったのが年初1/1で
評価額 354万1858円
含み損 -84万7142円
為替 76.99円/ドル

そして、年末最終週にようやく含み損がなくなりました。

2012年末までの投資額は、7,000円×679週で475万3000円

年末12/30時点で
評価額は 507万9379円
含み益 +32万6379円
為替 88.15円/ドル  という結果でした。

2012年末最終週に含み損がなくなりましたので、2013年の相場への期待はどうしても高まります。

 


2013年

2013年の為替は、80円台だったのは年初だけ、あとはほとんど90円台で、5月に1度100円台になっただけ、11月からは100円台、12/22が最円安値105.17円/ドルでした。

2013年はほれぼれする右肩上がりのチャートです。

米国株投資家は、株価上昇と円安の両方の恩恵をうけられた。大変良い年でした。

含み益が最も小さかったのは年初1/6で
評価額 516万5282円
含み益 +40万5282円
為替 89.18円/ドル

含み益が最も大きくなったのは年末の1週前12/22で
評価額 804万147円
含み益 +293万147円
為替 105.17円/ドル

2013年末までの投資額は7,000円×731週で511万7000円

年末12/29時点では
評価額 797万9783円
含み益 +286万2783円
為替 104.86円/ドル

2014年が更に楽しみになります。

 

 

2014年

2014年の為替は1~8月はずっと105円未満、8/31に105.1円/ドルとなり、そのまま円安がすすみ11/30には最円安値121.42円/ドルとなりました。

2014年も昨年ほどではないものの、素晴らしい右肩上がりのチャートです。円安にも進んだため、米国株投資家にはまたまた嬉しい1年となりました。

含み益が最も小さくなったのが1/26で
評価額 758万4834円
含み益 +243万9834円
為替 102.03円/ドル

含み益が最も大きくなったのが11/30で
評価額 1089万1580円
含み益 +543万8580円
為替 121.42円/ドル と為替の影響が大きかったです。

2014年末までの投資額は、7,000円×783週で548万1000円

年末12/28時点では
評価額 1074万7845円
含み益 +526万6845円
為替 120.5円/ドル  という結果でした。

2014年は評価額1000万円突破&含み益500万円突破という大変うれしい年になりました。

2015年に更なる期待がかかります。

 

 

 

2015年

2015年の為替は年初約118円、5/31に最円安値125.62円/ドルとなり、年末はまた約120円にというここ数年と比べると動きは小さかった年です。

2015年の株価は年始から年末を見るとほぼ横ばい。為替同様あまり大きな変化はなかった年となりました。

含み益が最も小さくなったのは8/30で
評価額 1013万930円
含み益 +440万4930円
為替 119.0円/ドル

含み益が最も大きくなったのは7/12で
評価額 1164万959円
含み益 +596万3959円
為替 124.08円/ドル

2015年末までの投資額は、7,000円×835週で584万5000円

年末12/27時点では
評価額 1101万7549円
含み益 +517万2549円
為替 120.33円/ドル  という結果でした。

2016年は今年よりは良くなってほしいなと、願いました。

 

 

 

2016年

2016年の為替は、年始は約117円、年末も116円台なのですが、7/3に最円高値100.55円/ドルになるなど為替は大きく上下した年でした。

株価も大きく上下しながらも、しっかり右肩上がりに成長してくれました。大変嬉しい年となりました。

含み益が最も小さかったのは6/19で
評価額 949万3338円
含み益 347万3338円
為替 102.23円/ドル

含み益が最も大きくなったのは12/18で
評価額 1231万9939円
含み益 +611万7939円
為替 117.35円/ドル

2016年末までの投資額は7,000円×887週で620万9000円

年末12/25時点では
評価額 1214万3342円
含み益 +593万4342円
為替 116.89円/ドル という結果になりました。

2017年にも今年のような成長を期待してしまいます。

 

 

 


2017年

2017年の為替は、年初1/1は116.92円/ドルで、9/3には最円高値107.84円/ドルとなり、年末12/24は112.67円/ドルという動き。例年に比べて為替の動きは少なかった年です。

2017年は2013年にも負けず劣らずの、見事な右肩上がりでした。為替の恩恵は少なかったものの、米国株投資家には大変恵まれた1年でした。

含み益が最も小さかったのは4/9で
評価額 1184万1397円
含み益 +552万7397円
為替 108.64円/ドル

含み益が最も大きくなったのは12/17で
評価額 1450万138円
含み益 +793万4138円
為替 113.27円/ドル

2017年末までの投資額は7,000円×939週で657万3000円

年末時点12/24では
評価額 1445万2905円
含み益 +787万9905円
為替 112.67円/ドル という結果になりました。

2018年もすべての米国株投資家にとって良い年になりますよう期待します。

 

~シミュレーションの感想~
いかにここ数年、特にこの2017年が日本人米国株投資家にとって恵まれた1年であったかがよくわかりました。このようなパフォーマンスが当たり前と思わないようにして、長期に投資を続けなければならないなと再度確認できました。

それでも2018年には期待してしまいます。

~2018年4月追記~
やはり来ましたね。というか、来てしまいましたね調整の相場が。 しかし、私たち積立長期投資家のやるべき事には何も変わりありません。世界経済およびアメリカ経済の成長を信じて長期積立投資をするだけです。

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