米国株式市場(S&P500)の暴落の歴史を振り返る

投資理論

米国株が好調だと、
「今の株価は高過ぎだ~、暴落が来るぞ!」
と、騒ぎだす輩がどこからともなく現れてきます。

騒いでいるその人が
米国株投資家に本当の警笛を鳴らしてくれている賢者なのか
米国株を買っていなくて悔し紛れに騒いでいる輩なのか
はたまた、現金ポジションを増やした同志を見つけたい?のかは、解りません。

わかりませんが、
ちょっと投資をかじると
「今の株価は高すぎる」とか
「今の時期は暴落に気をつけないといけない」とか
言いたくなるんですよ。

『今日もあがった♪』
『 こんな風にしばらく右肩上がりが続くぜ~♪』
『 買いだ~!!』

って言ってる人よりは、多少賢く・解っている奴 風に見えますから。

 

さて
今後数カ月のうちに暴落が来るかどうかはわかりませんが、『S&P500(米国株)が過去何度も暴落してきた』というのは事実です。
という訳で今回の記事は、 S&P500の暴落の歴史を1950年代から再確認 です。

 

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S&P500の暴落の歴史

1950年代

1957年に16.8%ダウン

今後読み進めてゆけばわかるのですが、1950年代の10年間というのは、比較的恵まれた10年間でした。

 

1960年代

1962年に20.8%ダウン
1966年に17.3%ダウン

大きな下落を2回経験しているものの、10年間でみればゆるやかな右肩上がり。
悪かった10年間 という程ではありません。

 

1970年代

1972年~1975年に43.3%ダウン
下げ相場が約3年間。これはなかなかの忍耐力が必要ですね。
この10年間S&P500は、ほぼ横ばい。
間違いなく不遇の10年間だったと言えるでしょう。

3年間下げつづける株を買い続けられますか?
なかなか難しいと思います。

 

1980年代

1987年に26.8%ダウン

 

1990年代

1998年に11.8%ダウン
1990年代はかなり恵まれた10年間でした。

 

2000年代

2000年~2003年に43.6%ダウン
2007年~2009年に50.8%ダウン

かの有名なITショックとリーマンショックです。
10年間通して見ても右肩下がり。
1950年代以降では最悪の10年間でした。
※2000年代を乗り越えて来た投資家さんって、ホント尊敬します。



そして2010年代(今)

2011年に18.27%ダウン
2015年に13.30%ダウン
2018年に19.78%ダウン

直近の1年前の19.78%というのは、ここ10年間では一番大きな下落でしたね。
しかし、こうやって振り返ってみると20%程度の下落はいつだって起こり得るというのがわかります。

そして
2000年代のITショックやリーマンショックを見ても、今見ると「当時は大変だったんだね」くらいにしか思いません。
『米国株投資は危険すぎる』『誰一人手を出してはいけない』とは思わないですよね。

実はこの記事は2018年末に書いた記事のリライトなのですが、

(2018年12月末時点の記事で書いていた一文)

10年後から今を見ると「2018年~2019年にかけては大変だったんだね」くらいにしか思わないでしょう。
そして「この時買い続けた人・・、羨ましいな」と思う事でしょう。

はい。
10年経たずとも1年後の今ですら、「2018年末~2019年初にかけて買いまくった人・・、大正解やな」と思っています。



最後に

過去の暴落を見て何を感じるかは人それぞれですが、ただ1つ言えるのは
(資産の取り崩しを始めるのが10年以上先なら)
暴落がやってきても、S&P500や全米株(VTI)への積立投資であれば継続していて大丈夫という事です。

いや、むしろ継続せなアカン!

 

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買ってすぐに株価が下がると悔しいものです。
安値で拾えているにもかかわらず,とても残念な気持ちになります。
しかし米国株インデックス長期投資なら月間最高値を掴み続けたって問題ありません。
もちろん暴落の底値で買えなくても大丈夫です。

 

他にも、色々と書いていますので、よろしければ読んで行ってください。

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