ここ最近の S&P500指数ですら1%以上乱高下している状況 にやや疲れている米国株投資家の皆さんも多いのではないでしょうか。
さて
もはや『伝説』のように語られている、リーマンショックですが
実際、リーマンショックはどんなんだったのでしょうか。
「狭義のリーマンショック」とは2008/9/14の破綻の発表を受けた翌日から始まった下落相場のことを指します。
しかし本記事では、リーマンショック前後での最高値を出した2008/5/19(株価1426.63)から、最低値を出した2009/3/5(株価682.55)までの期間を「広義のリーマンショック」と捉えて分析してゆきます。
グラフ全体が「広義のリーマンショック」
※以下 当記事で、リーマンショックと出てきたら「広義」の方を指しています。
※本記事中で出てくる「株価」とは全て「S&P500指数」のことを言っています。数値は全て「終値」ベースのものです。
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株価が前日比±4%以上動くのは大きな出来事
2019/8/14 S&P500指数が久しぶりに 約-3%(-2.93%) と大きく下落したことで、米国株投資家は肝を冷やしました。
が、この約3%を上回る4%以上の上げ下げが頻発していたのがリーマンショックです。
一番大きくさげた日は、一晩で-9%です。
先日の-3%程度で大騒ぎしていた我々にとっては、とんでもないことですよね。
リーマンショックでは、
4%以上の上げが 14回
4%以上の下げは 20回 ありました。
月毎にその回数をみると
9月は上げ3回、下げ3回
10月は上げ4回、下げ5回
11月は上げ4回、下げ6回
12月~3月になり、ようやく1~2回ずつに減りました。
2008年11月は「おはぎゃあ!」「おはワーイ!」が3日に1回
※「おはぎゃあ!」とは、前日のNY市場がどうだったかを 日本人米国株投資家が朝イチに確認したときに、あまりの株価の変動の大きさに「ぎゃあ!」と叫ぶ様子をおもしろおかしく表現したもの。(私もTwitterを始めてから知りました。)
9月に6回「おはぎゃあ!」or「おはワーイ!」
10月に9回「おはぎゃあ!」or「おはワーイ!」
その後に11月は、3日に1回も「おはぎゃあ!」or「おはワーイ!」してたら、そら疲れますわ。
そら正常な判断も出来なくなります。
つい先日(2019/8/14)株価-2.93%程度の小ぶりな「おはぎゃあ!」を経験したばかりの今だからこそ、リーマンショックの凄まじさが身に染みてわかりますね。
底打ったか! と思わせる事が少なくとも4回
ベテラン投資家の皆さんは、チャートの動きのみを追って相場を予測する事はないかもしれませんが、少なくとも私はこんなチャートの動きをされたら「底打った♪」と感じます。
これが少なくとも4回もありましたからね。
まぁ、④は本物の底だった訳なんですが、そんなの今だからわかる事です。
4回目は「底打った♪ ・・・けど、また裏切られるかも」と疑心暗鬼以外生まれませんよね。
分析した感想
大変勉強になりました。過去を知るっていうのはすごく大事です。
いつ起こるかわからない次の〇〇ショックや、今起こっている「米中貿易戦争」が後に〇〇ショックと名付けられる程になるなら、それを乗りこなしてやろうと思ってリーマンショックを分析してみたのですが、乗りこなすのは諦めます。
サーフィンで波を乗りこなすのは大変な努力が必要ですが、波に流されるだけなら誰でもできます。
私はやっぱり「流される」だけにしておきます。
正常な判断が出来なくなる状況では、判断しなくても良い手法を取ることが大事になります。
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