完璧主義より完了主義。仕事がデキる人は必ず後者。投資家も完了主義であるべき

投資理論

仕事のデキる忙しい人ほど、メールの返信が早い。
仕事のデキないヒマな人ほど、メールの返信が遅い。

このような話をみなさんどこかで耳にしたことあると思います。

コレ、
仕事がデキて忙しい方の人=完了主義者

仕事がデキない暇な方の人=完璧主義者 であるケースが多いのです。

 

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完了主義とは

完了主義とはここ最近、「完璧主義」の対比語として使われるようになった言葉です。

目の前の仕事をどんどん処理して『完了』させてゆく、完璧ではないかもしれないが、合格点以上でどんどん片づけてゆく。こういった方を指す言葉です。

完了主義で仕事がデキる人は、やるべき事が多くても、何が重大な内容かの判断力に長けているので、何からやるべきか優先順位をどんどん決め、次々に処理することができるのです。

 

この完了主義。インデックス投資家にも必要な資質です

特に海外ETFを利用するインデックス投資家には必要です。

インデックス投資というのは『投資する商品』『毎月の積立額』『積立期間(or目標額)』を決めてから始めます。

そして投資信託の場合は『購入日』まで最初に決めてしまって、あとは自動で勝手にプログラムが購入。ということが出来ます。

しかし、海外ETFの場合は『購入日』を『心の中で決めた』としても、実際の購入は『手動』でしないといけませんので、その時の相場次第では迷いが生じます。

例えば
・ここ数日で円高がとても進んだ。円高なうちにドル転して株も買ってしまおう。いや、しかし円高はこのペースでもう少し進むかもしれないからもう数日待ったほうがいいのかな・・・。

・ここ数週間で株価がとても上がった。今は絶対割高だ!と思っていたら、昨日久しぶりに大きく下げた。これは『買い』のチャンスだ。いや、しかしここからさらなる下げが始まるかもしれない・・・。

どうしてもこういった考えが生じてしまいます。

しかし、
これは『完璧主義』の思考に陥ってしまっています。
・ドルを完璧なタイミングで買いたい
・株を完璧なタイミングで買いたい
正に『完璧主義者』の考え方です。

『完了主義』のインデックス投資家の考え方

月1回買うと決めたんだから、『月1回買う』事を完了させよう。
ドルも株も、月初に買っても、月末に買っても、中旬で買っても、長期で見たら平均点(合格点)がとれるんだからそれで良し。迷うだけ時間のムダ!さぁ、投資は終わらせて時間は他に使おう!

こんな感じでしょうか。

 

現代は、完了主義のほうが成功しやすい社会です。

 

私も、完了主義を意識するようになってから、仕事を残さなくなりましたし、忘れなくなりました。
ブログを書く余裕もできました。
収入も増えました。

 

『月初に買っても、月末に買っても、中旬で買っても、長期で見たら平均点(合格点)がとれる』と書きました。実際にシミュレーションしてみた記事がこちらです。買付タイミングなんて本当にどうでもよいという事がわかっていただけるはずです。

 

積み立て投資をするのにルールも決めずに行うのは、ヨレヨレのパンツで婚活に出かけるようなものです。何が起こるかわからない世界に飛び込む時は、準備くらいしておきましょう。
積み立て投資をするなら、ルールくらい決めておきましょう。
他人様に見ていただくために書いた記事ではないのですが、ひとつの例としてよければ見ていってください。

 

インデックス投資なんて、早く始めた者勝ちなんですから、見切り発車で少額から始めてしまえばよいです。そして、始めてから何をメインで買っていくのかなど、ルール作り等してゆけばよいのです。

コメント

  1. 鈴風澄太郎 より:

    Google社のSPRINTも、
    SPオヤジさん言うところの、
    完了主義の仕事の進め方ですよね。
    70点くらい狙いながら、
    スピード重視でやりきったほうが効率的な気が致します。

    • SPオヤジ より:

      コメントありがとうございます。
      勉強になります。
      Google社員さんは当然のようにやっておられるんですね。

      • 鈴風澄太郎 より:

        小耳に挟んだ感じでは、
        SPRINTがGoogle社内隅々まで行き渡っているかというと、
        そこまでではないうようですね。
        トヨタのカイゼンもその程度らしいですよ。