私はドル暴落説に対しては楽観的

お金の勉強

はじめに言っておきますが、私は余裕資金のほとんどをドル資産(米国株式)に換えて保有している米国株偏重の投資家です。

そんな米国株偏重の投資家が書いた、偏りに偏った、バイアスのかかりまくった記事だということをご理解いただいた上で、読んでいただける方のみお読み下さい。




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私がドル暴落説に対して楽観的な理由

ドルは世界の基軸通貨です。
世界で最も流通している通貨です。

ドルが暴落するという事は、ドルの人気がなくなるという事です。
人気がなくなるという事は、世界中のみんながドルを手放すという事です。
ドルを手放すという事は、ドルを売って何か他の通貨(お金)を買うという事です。

ドルが暴落したら、世界中の皆は何を買うでしょうか?

 

はい。
「暴落したらどうしよう(汗) え~心配」
で思考を止めてしまうのではなく
「暴落したらどうなるのかな? 想像してみよう♪」
と1つ先まで具体的に考えることが、解決につながります。

 

ドルが他の通貨に対して、大きく下落した場合を妄想してみましょう。
ドルがその信用力を失い、世界中のみんながドルを手放した。

繰り返しになりますが
ドルを手放すという事は、何か別の「お金」に姿を換えて保有することにしたという事です。

 

ドルが暴落したら、ユーロ高になる?

ドルが暴落して、ユーロが買われて暴騰したらどうなるでしょう?

EU加盟国の中には、輸出がメインの国もあれば、輸入がメインの国もあります。
しかし、EUの主要国は輸出がメインの国が多いので『ユーロ高』になれば輸出メインの国は大打撃を受けます。
EU主要国が大打撃を受けているのに、EUの通貨であるユーロの人気は上がり続けるでしょうか?
そんな事はなく、EU主要国がダメージを受けているとユーロは売られてしまいます。

ドルが暴落して、ユーロがとって代わるというのは難しそうです。

※ユーロ高/円安を想像してください。ヨーロッパからの輸入品は軒並み値上がりするという事です。買いにくくなりますよね。ヨーロッパの製品は世界で買われなくなる⇒ヨーロッパは打撃を受ける。

 

ドルが暴落したら、円高になる?

日本人からするとドル安になれば円高になるのは当たり前なのですが、ここで妄想すべきはこの話ではありません。
日本以外の国の人がドルを売って円を保有し続けようと思うか? です。

日本はその人口動態予測でも、人口減少&高齢化する未来が見えています。
人口減少し、働ける年齢の人が減り続ける国の通貨に魅力を感じる外国人は少ないです。

また、日本も輸出で儲けている国ですから、あまり円高になると日本経済は大ダメージを受けます。
そして、大ダメージを受けた国の通貨の人気はなくなります。

円がドルにとって代わることはないでしょう。

※色んな未来予測がありますが、人口動態予測ほど正確に未来を想像できるものはありません。それは、過去の人口動態予測がいかに正確に未来を予想していたかの答え合わせでわかります。

 

ドルが暴落したら、人民元高になる?

中国の人民元は、投資するための制約が多すぎますし、何より完全な変動相場制にはなっていないので、世界中の投資家からの人気を集めるなんて事は考えられません。

 

ドルが暴落したら、スイスフラン高になる?

『有事のスイスフラン』で有名な永世中立国スイスの通貨フランですが、市場規模が大きくないので世界中のマネーが集まると乱高下を繰り返してしまいますので、安定した人気が集まり続ける事はないでしょう。

 

ドルが暴落したら、金(GOLD)に人気が集まる?

実物資産・安定資産で根強い人気の金(ゴールド)ですが、金もドルの市場規模と比べるとそれは小さなものとなるので、ドルの代わりを果たすことはできません。

 

ドルが暴落したら、仮想通貨高になる?

何十年も先、仮想通貨を使った買い物などがメジャーになってきた頃なら、それもあり得るのかも知れませんが、仮想通貨の今の市場規模で、世界中の人気が安定して集まり続けるというのはあり得ないでしょう。

 




結論:ドル以外の逃げ場がない

この様に色々と妄想してみても、ドルが暴落して、そのまま低迷し続け、何かにとって代わられるパターンが出てこないのです。

つまり、あと20年くらいの間は

ガンガン円をドル転して

どんどんS&P500を買い増せば良いのです!

 

ヒャッハー!

 

・・・。取り乱しました。
関連記事です(汗)

この記事でおわかりいただいた通り、私は妄想が大好きです。
同じく妄想好きの方へはこちらの記事がおすすめです。

 

人口動態予測の話を少し書きましたが、米国の人口ピラミッドは魅力的ですよ。
私が米国株(ドル資産)に全力投資している理由の1つがこれです。

 

今回の記事を書くにあたり参考にした書籍です。
No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本。「為替」について基礎の基礎から学べる本です。為替取引で「儲ける」方法は全く書いてありませんので、FXで儲けたい方にはオススメできません。


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