ドル転は月1回で良いのか毎日または毎週が良いのかシミュレーションしてみてわかりました

シミュレーション

私はブログの読者さんにおすすめされて、現在はドル転は「毎営業日、円をドルに外貨積立」することで行っています。

しかし、月一回のドル転と、毎営業日のドル転と、ついでに週1回のドル転と、どれが良いのか過去の私が気になっていたように、気になる方も多いでしょう。なので、過去のデータを基にシミュレーションしてみました。

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年間結果円高に進んだ2010年のデータでシミュレーション

2010年の為替変動グラフはこちら

NISA枠と同じ年間120万円をドル転するとそれぞれ何ドルになったのでしょうか。

・月1回(毎月初)だと、毎月10万円ドル転し、結果$13,628.34に。

・毎日(毎営業日)だと、毎日4,597.70円ドル転し、結果$13,705.27に。

・週1回だと、(金曜だけ週数が違いました)
毎月曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$13,694.27に。
毎火曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$13,715.09に。
毎水曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$13,691.11に。
毎木曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$13,715.31に。
毎金曜、毎週2万2641.51円ドル転し、結果$13,710.46に。

2010年のデータだけでのまとめ
『毎日≒毎週>毎月初』の順で良い結果となりました。

しかし、最も結果の良かった週1回木曜を100%とすると、最も結果の悪かった毎月初でも99.37%と、0.67%の差
誤差の範囲となりました。

 

年間結果円安に進んだ2014年のデータでシミュレーション

2014年の為替変動グラフはこちら

NISA枠と同じ年間120万円をドル転するとそれぞれ何ドルになったのでしょうか。

・月1回(毎月初)だと、毎月10万円ドル転し、結果$11,402.05に。

・毎日(毎営業日)だと、毎日4,597.70円ドル転し、結果$11,361.47 に。

・週1回だと、(水・金曜の営業日数が多かったです)
毎月曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$11,363.79に。
毎火曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$11,356.97に。
毎水曜、毎週2万2641.51円ドル転し、結果$11,348.95に。
毎木曜、毎週2万3076.92円ドル転し、結果$11,374.52に。
毎金曜、毎週2万2641.51円ドル転し、結果$11,363.38に。

2014年のデータだけでのまとめ
『毎月初>毎日≒毎週』の順で良い結果となりました。

しかし、最も結果の良かった毎月初を100%とすると、最も結果の悪かった毎週水曜でも99.53%と、0.47%の差。
これでも誤差の範囲ですね。

 

長期に2000年~2017年の18年間のデータでシミュレーション

この18年間の為替変動グラフはこちら

NISA枠と同じ年間120万円をドル転するとそれぞれ何ドルになったのでしょうか。
今度は、120万×18年間=2,160万円 と元が大きいので、結構な差になるかもしれません。

・月1回(毎月初)だと、毎月10万円ドル転し、結果20万7206.55ドルに。

・毎日(毎営業日)だと、毎日4,602.60円ドル転し、結果20万7192.11ドルに。

・週1回だと、
毎月曜、毎週2万3027.72円ドル転し、結果20万7210.58ドルに。
毎火曜、毎週2万3027.72円ドル転し、結果20万7245.83ドルに。
毎水曜、毎週2万3003.19円ドル転し、結果20万6967.47ドルに。
毎木曜、毎週2万3003.19円ドル転し、結果20万6947.97ドルに。
毎金曜、毎週2万3003.19円ドル転し、結果20万6931.48ドルに。

2000年~2017年の18年間のデータのまとめ
『火曜>月曜>毎月初>毎日>水曜>木曜>金曜』
の順で良い結果となりました。

この結果を見て『じゃあ今後も毎週火曜日にドル転するのが良いんだな』と結論づけるのは大間違いです。

最も結果の良かった毎週火曜を100%とすると、最も結果の悪かった毎週金曜でも99.85%と、0.15%の差
何度も言いますが、誤差の範囲内です。
優位差なし!

という訳でこの結果は、『どの方法をとっても大差ない。切り取る期間によって変化するだけである』と結論づけるべきです。

 

私の結論

今回行ったシミュレーションで、ドル転は、毎日or毎週or毎月どの手段でも大差ないとわかりました。

自分が納得いってつづけられる方法が最も良いです。

私以外の方でもし悩んでおられる方は、ご自身が今とっておられるその方法が最適です。

変えてしまうと「あの時変えなきゃ良かったのかな」と考えてしまう事がストレスの素となっていまいます。

どの方法が良いなんて無いのです。

どの方法をとっても長期でみると誤差範囲内となります。

差がないのなら最も手間のかからない方法や、ストレスのかからない方法を取りましょう。

私は、SBI証券の外貨積立を利用した毎営業日ドル転は手間もストレスも少ない良い方法だと考えています。

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