ピケティの「21世紀の資本」を読んで1つ学んだ事

投資理論

タイトルを見た先人達から、「お前はあの本から、たった1つしか学んでないんかい!」とお叱りを受けそうです。すみません。

もう1つすみませんが、読んだのは『まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」 』のほうです。

700ページあるという原著(日本語訳)は、見栄で本棚に置きたいなとは思いますけど。

しかし、絶対に読み切れない&理解できない自信がありますのでやめました。

まんが版でも充分勉強になりましたよ。

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今後50年は投資してりゃ増える

私がこの本で学んだのは結論から言うとコレです。
『今後50年は投資してたら資産は増えるからそうしなさい』
(ここでいう投資=長期分散投資 ≒インデックス投資のこと)

ピケティ氏が言いたいのは、おそらく下記のような事です。
『資産を持ち、投資をしている者』と『資産がなく投資に回す余裕がない者』との格差は今後ますます広がってしまう。それは良くないよね。しかも、親が裕福であれば子はたいした努力をせずとも裕福になれる。逆に親が裕福でない場合、子がかなりの努力をしても裕福になれるのは一握りである。このサイクルが続くのは良くないよね。不公平だよね。金持ちの富を一般の多くの者にもっと分配するべきだ。だから、政府は累進課税をもっとすすめないといけない。

ピケティ氏、ホント立派な方ですね。世界の平等を考えてくれてます。分け合えば足りる、奪い合えば足りぬ ですね。

正直に言いますが、私は資産家になりたいです。自分の子供にも裕福になってほしいと思っています。貧富の差が進んで、そのせいで治安が悪くなったら困りますが、勉強や努力を怠っている人間が貧しくなるのは私には知ったこっちゃないです。例えば100円からでも投資信託は買えるんだから、お金がないから投資が出来ないっていうのは、投資ができない理由にはなりません。
(※実際は、月数万円は積立投資しないと、投資によるその複利の効果は感じにくいとは思いますが。)

あと、私の現在の収入は かなり恵まれているほうなので、累進課税による税金は今現在でも結構払っています。ですから、累進課税をさらに進めるのには反対です。

「資産家になりたい」「自分の子供にも裕福になってほしい」と思っているこんな私が読んだために、「21世紀の資本」はこんな風に言っているように感じました。

『資産を持ち、投資をしている者』はどんどん資金を投資にまわしたら良いよ。この先50年はそれで絶対増えるから。働いて頑張って給料アップを目指すより、投資して増やすほうがよっぽど効率いいから。
あと、自分の子供にも資産を残してあげなさい。そして子供にもそれを増やす方法を教えてあげなさい。私が提唱しているような累進課税制度は実現にハードルが多いから、格差がとてつもなく進んでからしか政府もやろうとしないから。成立しないから。
少なくともそれまでは、築いた資産は投資して増やしなさい。って言っているように感じました。

おっし!このままS&P500への投資を続けて資産家になってやるぜ!と、思いました。
・・・本来はそんな事を言っている本ではないのですが。



まんがとしても面白かった

話戻りますが、『まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」 』は純粋にマンガとしても面白かったです。絵も上手で読みやすいですし、漫画としてのストーリーも面白かったです。

主人公と文鳥カワイイ。

漫画版の他にも出ていますね、図解版だったり要約だったり。漫画版が面白かっただけにそういったものにも興味をひかれるのですが、投資計画がS&P500インデックスへ毎月坦々と積立投資するだけの私にとっては今のところは漫画版だけで十分です。

少なくとも今後50年程は投資することが裕福になるための近道だってことがわかりましたから。

S&P500インデックスへ積立投資を継続する意思がより固まりました。

ピケティの「21世紀の資本」に興味あるけど、読んでないって方にマンガ版はおすすめです。

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