お金を貯めてから投資を始める。は間違い

分析・比較

タイトル通りです。
投資は「お金を貯めてから始める」べきではありません。
複利の効果を活かすために、やると決めたらすぐ始めるべきです。

本題に入る前に注釈

※ここで言う、投資とはデイトレードや数日~数か月のうちに売買を行う「短期売買」のことではなく、短くても10年は保有し続ける「長期投資」のことを意味しています。

 

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お金を貯めてから始めるのはなぜ間違いなのか

例えば、
新卒で同じ会社に就職した22歳の「タメル君」「アイダ君」「トウシ君」が居たとします。

3人とも現時点で金融資産はゼロ。
タメル君は、投資はせず毎月3万円貯金することにしました。
アイダ君は、180万円貯めてから投資を始めることにし、まずは毎月3万円を貯金し始めました。
トウシ君は、初任給から投資を始めることにし、毎月3万円を投資しました。

就職から約5年後の60回目の給料日にタメル君・アイダ君は貯金180万円を達成しました。
アイダ君は貯めた180万円を全て投資し、今後は貯金を止め毎月3万円を投資することにしました。

そして就職から43年経ち、65歳になった3人はお互いの金融資産を公開しました。

補足トウシ君とアイダ君が行った投資はインデックス投資で毎年年率7%で運用できました。

3人の金融資産公開

タメル君の金融資産1548万円

アイダ君の金融資産8566万円

トウシ君の金融資産8920万円

※表にすると、こういった具合です。

就職から タメル君 アイダ君 トウシ君
1年後 36 36 36
2年後 72 72 75
3年後 108 108 116
4年後 144 144 160
5年後 180 180 207
6年後 216 229 258
7年後 252 281 312
8年後 288 336 369
9年後 324 396 431
10年後 360 459 497
11年後 396 528 568
12年後 432 601 644
13年後 468 679 725
14年後 504 762 812
15年後 540 851 905
16年後 576 947 1004
17年後 612 1049 1110
18年後 648 1159 1224
19年後 684 1276 1346
20年後 720 1401 1476
21年後 756 1535 1615
22年後 792 1679 1764
23年後 828 1832 1924
24年後 864 1997 2094
25年後 900 2172 2277
26年後 936 2360 2472
27年後 972 2562 2681
28年後 1008 2777 2905
29年後 1044 3007 3144
30年後 1080 3254 3401
31年後 1116 3518 3675
32年後 1152 3800 3968
33年後 1188 4102 4282
34年後 1224 4425 4617
35年後 1260 4771 4977
36年後 1296 5141 5361
37年後 1332 5537 5772
38年後 1368 5960 6212
39年後 1404 6413 6683
40年後 1440 6898 7187
41年後 1476 7417 7726
42年後 1512 7972 8303
43年後 1548 8566 8920

 

グラフにするとこんな感じです。
※話に出てきたアイダ君を「アイダ君5」。そして、就職から25年後に貯金からインデックス投資に切り替えた場合のアイダ君「アイダ君25」というのも作りました。

 

アイダ君25は投資を始めた途端に複利の効果が明らかに出ていますね。貯金をしつづけた25年間も無駄じゃなかったって事です。アイダ君25の金融資産は最終的に4266万円にまでなりました。しかし、初任給から投資を始めたトウシ君には遠く及びません。

トウシ君とアイダ君5の違いっていうのは最初の5年間投資をしてたか貯金をしてたかという違いだけ。なので、5年後の時点では27万円程度の差でしたが、65歳時には約350万円の差になっています。複利の効果はすごいですね。なのでやっぱりインデックス投資は早く始めた者勝ちですね。

多くの先輩インデックス投資ブロガーの記事が、私にインデックス投資を始めるきっかけをくれたように、私の記事を読んで1人でもインデックス投資を始めようと思ってくれれば嬉しいです。

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