下がると思って待っていたら、株価が上昇し、なんか買いにくくなった人へ

投資理論

今、S&P500などの株価は史上最高値を更新し続けており、非常に好調です。

ホールドすると決め込んでいる私やその他多くのインデックス投資家さんは、現在皆含み益状態でホクホクだと思います。

 

しかし、逆に言うと、
『下がると思って待っていたら、株価が上昇してゆき、なんか買いにくくなった』
という人にとっては、非常に困る場面・迷う状況だと思います。

 

本日は、こんな悩みをお持ちの方の気持ちが少しでも晴れてくれたら、と思い記事を書きました。

 

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悩みを晴らす 2つの方法

この悩みを晴らす方法は、2つあります。
言い方を変えると、2択のどちらかを選ぶしかありません。

「買う」

「株式投資をやめる」

「そのまま下がるのを待つ」という選択肢もあるのでは? とお思いかもしれませんが、「そのまま待つ」というのは、悩みの先送りであり、解決方法ではありません。

私はもちろん「買う」方法での解決をおすすめします。

 

「買う」にしても…

「買う」ことで悩みを解決してください。と言われたからと言って、「はいそうですか。じゃあ買います。」と買える人は、こんな風に悩んだりはしないはずです。
なので、買い方の1つの方法を説明します。

 

余力を残して買う(分散して買う)

こういった場合は、余力を残して買えば良いのです。
「もう下がっては来ないかもな~、けど当初の予想通り下がるかもな~」と五分五分だと考えているのなら、当初の買付予定金額のうち50%は買って、50%は余力として残しておけばよいのです。
こうすれば、
上がった場合「半分だけでも買っておいて良かった」
下がった場合「半分は余力を残しておいて良かった」
と、ストレスの少ない投資ができます。

長期投資をしてゆく上でストレスの少ない投資 というのは非常に重要です。

 

ストレスの少ない投資の具体例

ストレスの少ない投資と言えば、私 SPオヤジもとっている手法である、「株式比率は100-年齢%」をおすすめします。
例えば、100万円持っている40歳の人なら、株(S&P500)を60万円、非株式(現金など)を40万円。という風に分散させて投資する方法です。
これは『4年間で1000万円の含み益に到達したSPオヤジ』がやっている方法なので、当ブログを隅から隅まで読んでいただければ、ご理解いただけるはずです。(←偉そうだなオイ!何様やねん!)

 

しかし私は、海外ETFを使って、S&P500ETFを1つと、ゴールドのETF1つと、債券ETFは2つという、初心者には取っつきにくいだろうポートフォリオになっていますので、万人にオススメな簡単なポートフォリオも紹介しておきます。

 

全世界株式50%、8資産均等型50%

万人にオススメな簡単なポートフォリオそれが、

「全世界株式50%、8資産均等型50%」です。

このポートフォリオは簡単で、投資信託の
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

これを同額ずつ買うだけです。これで
世界中の株にまんべんなく68.75%
国内外の債券に18.75%
国内外のREIT(不動産)に12.5%
という、超バランスの良いポートフォリオが出来上がります。

 

株価がドカンと上がっても置いて行かれず、株価がガツンと下がっても余力のある、優秀なポートフォリオです。

 

結論:買えば絶対に儲かる安全なタイミングなど無い

株式投資に「買えば絶対に儲かる安全なタイミング」なんてありません。
「コロナショックで株価が下がっている最中は買えば必ず儲かる安全なタイミングだった」などとお思いの方がおられるかもしれませんが、それは今だから思う事です。
コロナショックの最中に買うという事は、「短期的にはどこまで下がるかわからない」というストレスを抱えながらも買うという事です。
今買うという事は「高値掴みになるかもしれない」というストレスを抱えながらも買うという事です。

「買えば絶対に儲かるタイミング」
「ストレスなく買えるタイミング」
などありません。

目に見えないストレスを抱えながらも、企業に投資(資金を提供)した、そのリスク(不確定さ)に対するリターン(報酬)が含み益や配当として、目に見える形で返ってくるのです。

このあたりをちゃんと理解していないと、ラッキーパンチでうまくいったとしても、長期的に投資で成功するのは難しいと思います。
当ブログの読者さんには ぜひ、正攻法の投資を勉強して欲しいと思います。

 

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