「投資のプロ」という言葉に惑わされてはいけない

投資理論

「プロ」というと、「その道の卓越した能力者」だったり、「一般人をはるかに上回る実力を持つ人」や、「一流の上の存在」「専門家」というイメージはついてまわります。

実際、「プロ野球選手」の高みへは小さい頃から野球をやっている人の中でもほんの一握りの人だけしかたどり着けません。

しかし、投資の世界において「プロ」という言葉をこれらと同様の意味で捉えるのは大変危険です。

 

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投資のプロとは

「投資のプロ」=「投資の専門家」という解釈はあながち間違いではありませんが
「投資のプロ」=「卓越した能力者」「一般人を上回る成績を残す」と解釈するのは明らかにまちがいです。
私は「投資のプロ」=「投資をすることで手数料を稼いでいる人」と解釈しています。

「投資のプロ」=「素人を上回る運用をし続けられる」と解釈するのは明らかに間違いです。
「投資のプロ」でも、20年~30年の長期投資において素人である私(S&P500投資)の投資成績を上回れる人は半分も居ないでしょう。



インデックス投資は勝者のゲームに乗っていた面白いデータ


「インデックス投資は勝者のゲーム」に面白いデータが載っていましたので、こちらでも紹介させていただきます。
2006年から2011年の5年間で上位20%の投資成績を残したファンドが、続く2011年から2016年の5年間ではどのような成績を残したかというデータです。
続く5年間で再度上位20%の投資成績を残したのはたった13%。
逆に、続く5年間で下位20%の投資成績を残したファンドは27%もあった。
「投資のプロ」といえど、好成績を残し続けているわけではないという事がよくわかります。

また、こちらも「インデックス投資は勝者のゲーム」からの紹介です。
1970年以降の355本のファンドのうち、インデックス投資の投資成績を2%以上うわ回ったファンドは、たった2本だけだった。
この事実によっても「投資のプロ」がいかにインデックス投資に勝てていないかがわかります。

 

「投資のプロ」という言葉に惑わされてはいけない

「プロ」 正式名称、プロフェッショナル (Professional)を辞書でひいてみました。

本来の意味は「職業上の」で、その分野で生計を立てていることを言う

はい。

「投資のプロ」は、投資を職業にしている。というだけです。

「野菜」を職業にしている八百屋さんが全員家庭菜園の達人という訳ではありません。

「魚」を職業にしている魚屋さんが全員釣りの名人という訳ではありません。

「投資」を職業にしているファンドマネージャーが全員長期投資の達人という訳ではありません。

繰り返しになりますが、
『プロだから素人(が行うインデックス投資)を上回る成績を残せるのでは!?』
という事はありません。

インデックス投資(S&P500投資)で大丈夫です。

長期に(20年以上)続けましょう。

私はS&P500への投資を続けます。

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