1円でも安いものを求めてチラシを読み漁る人≒個別株投資家

S&P投資のススメ

まずは、タイトルで個別株投資家の方をイラつかせてしまったかもしれないことを謝っておきます。申し訳ありません。

しかし、「個別株投資家」をディスる記事ではありません。私もS&P500投資を20年間続けた後は、個別株投資しようと考えています。私は個別株投資は、インデックス投資を「クリア」できた者だけが挑んで良い、レベルの高い場所だと考えています。

 

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1円でも安いものを求めてチラシを読み漁る

これが愚行であることは、明らかです。もし、反論があるとしたら「1円や2円の差でも、毎日の事だから続けることで大きな差になるのよ!」ですかね。おっしゃる通り大きな差になって表れてくると思いますよ、頑張ってマイナスを積立ているのですから。

例えば「10分間のチラシ読み漁り」で、いつもの購入額よりも10円安い商品を10点も見つけたとします。10分給100円の成果です。時給にすると600円です。あなたの時給は600円より安いでしょうか?そうでなければ、毎日マイナスを積立てていることになります。主婦(家事)の時給は低くても2000円以上に相当します。

他に反論としては、「私は、チラシを読むのも楽しいの。趣味みたいなもんよ。楽しんでやっている事だからそれでいいの。」ですかね。チラシを読むのが「趣味」で「人生でやりたいこと」ならそれでいいです。私はそういう方とは深く関わらないようにしています。

時間や手間のかからない、いつもの近所のスーパーや商店街でいいんです。それかネットスーパー。

少しでも割安な株を求めて株情報を読み漁る

前述の「1円でも安いものを求めてチラシを読み漁る」に似ていませんか?
(失礼を承知で言っています。)

個別株は運用額が少ないうちは私はおすすめしません。会社四季報を読んで情報を理解できて分析まで出来るようになるのって、時間がかかりますよね。例えば、四季報を投資未経験者に渡したとすると「用語がほぼわからない」、「ローソク足の見方もわからない」ですから、読めるようになるまででもかなりの時間を要します。それだけ時間を要しても、運用額が少ないうちは得られるリターンはわずかなものです。

だったら、サクっと『お金は寝かせて増やしなさい』でも読んで、すぐにインデックス投資を始めたほうが賢いです。

時間や手間のかからない、インデックス投資でいいんです。運用額が少ないうちは。

 

しかし、規模が大きくなると逆転します

上記の2例とも逆転します。

1円でも安いものを求めてチラシを読み漁る
チラシを読んで10分間で10点もいつもの値段より安い商品を見つけたとします。それを各50個購入すると、10分×6×10点×50個で、時給30,000円の成果です。(飲食店をやってるとこんな感じでしょうか。「チラシを読んで」という部分は違いますが、1円でも安いものを見つけるのが大事になってきます。)

少しでも割安な株を求めて株情報を読み漁る
この先年間10%成長できそうな安定株をみつけられたとしましょう。運用額が20万円であれば、2万円の運用益です。2万円では時間をかけて見つけたのに割は合いません。が、運用額が2億円であれば、2000万円の運用益です。多くの人は、時間をかけても割に合うでしょう。



個別株は運用額が大きくなってからやれば良い

個別株は中級者以上が上がる事を許されたリング。私はこう考えています。優良な個別株は、配当だったり、成長性だったり、それぞれの特徴的な部分はインデックス投資を上回ります。当然ですねインデックス(平均)を引き上げているのが、それら優良個別株なんですから。しかもインデックス投資と違って、保有にコストがかかりません。運用額が大きいと経費率や信託報酬もバカになりませんからね。しかし、個別株は難しい。

投資ブログを毎日読んで、運用額がある程度大きくなってきて、優良株を見極める目もある程度できたら、インデックス投資だけでなく個別株投資にも徐々に手を出しても良い時期でしょう。

これが、素人投資家の最適解の1つだと考えて、私はそう行動しています。

私はまだ個別株に手を出していいレベルにはいません。

素人にはインデックス投資は本当にいいですよ。その中でも米国株の安定した成長は素晴らしいです。

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コメント

  1. ほーおー より:

    逆じゃないですか?
    運用額が小さいうちは、リスクをとって資産を高めるために、個別株に投資し、運用額が大きくなれば、インデックス投資で、リスクを下げて、ローリスクローリターンを目指す。

    まっ、斬新な考えではあるかと思いますが。

    • SPオヤジ より:

      コメントありがとうございます。
      前向きな反対意見にも大変感謝です。
      それも最適解の一つだと思います。しかし、それだと成功する人の割合が少なくなってしまうのが難点だと考えています。
      私も最速で資産形成してやると思い、日本個別株からスタートしたのですが、うまくいかずインデックス投資にたどりつきました。なので、私は個別株からのスタートをおすすめする側の人間ではない。というだけです。

  2. 団塊A より:

    若いときの失敗は貴重な体験、これで済む。
    ガンガン働いてちゃんと収入があるし投資額も小さいから、大損してもなんとかなる。それに若いときは大損といってもたいした額ではない。
    ….なにより株式投資で若いときの大失敗は、自分の愚かさを気付かせてくれる貴重な体験でした。
    もうひとつ
    (株も必ず失敗する)
    最初はビギナーズラックで「自分は天才かも」と思うほど大儲けが続く。そのうち調子にのって大損をする。
    これは若いときならなんとかなる。痛い思いをしていろいろ勉強になった。あれだけ大損をすると同じ間違いはもうやらない。などと言えるのは若いうち。定年前後だと致命傷だ。

    実際は今も(大儲けしたあとなどに)同じ間違いしているんですが、条件反射で傷が小さくて済んでいる。

    • SPオヤジ より:

      コメントありがとうございます。
      私の記事よりも深みもあって、何よりも実体験に基づいての話なので説得力があります。
      勉強になります。
      良い読者さんに恵まれて「ブロガー冥利に尽きる」SPオヤジでございます。