SBI証券の外貨建口座のページの含み損益には為替損益が反映されていませんので、米国株や米国ETF投資初心者の方は気をつけておきましょう。
以下、上記内容についての詳細説明です。
外貨建口座の含み損益は為替損益が反映されていない
SBI証券の口座(外貨建)のページに表示されている、含み損益には為替損益は反映されていません。
どうゆう事か、もうちょっと掘り下げますね
こちらの画像は、2018/5/22時点の私のSBI証券の外貨建てのページを切り抜いたものです。
この画面だけ見ると『294.64-33.60=261.04ドル』なので、5/22時点では261.04ドルの含み益があるように見えます。
これに5/22の為替近似値110円/ドルをかけて、28,714円が含み益。と、計算したくなりますし、実際このページで含み損益(円貨)ではこの額が表示されている訳なんですが、真の含み損益はこの表示の額とは異なります。
私たちは、まず円をドルに替えて、そのドルで株(ETF)を購入していますよね。
ですから『ドル購入に使った円と、現在のドル資産を円換算した値』を比べて含み損益を計算するのが、より厳密な含み損益の計算方法です。
はい。比べるべきは、
『ドル購入に使った円』対『現在のドル資産を円換算した値』です。
具体例を挙げて説明
例えば私は(5/22時点で)VOOを上記の通り148株(特定116株+NISA32株)保有しています。これは約408万円の価値があります。
(148株×251.09ドル/株×110円/ドル=408万7745円)
そして、この148株は約36,900ドルで取得している訳なんですが
特定(248.55ドル×116株)+NISA(252.14ドル×32株)=36,900.28ドル
もし、この36,900.28ドルを取得するのに、408万7745円以上かけていたら、
(408万÷3万6900=110.77)
つまり、ドルを購入した際の平均レートが110.77円/ドルよりも高く(ドル高円安で)取得していたら、外貨建口座のページでは含み益が表示されていても厳密に言うと含み益は出ていないという事になります。
はい。つまり
外貨建てページの含み損益は目安と理解して見ておかないと痛い目を見るかもしれない
という事です。
より具体的に言うと、円安(ドル高)が続いたあと円高(ドル安)になった時の外貨建ページの含み損益には要注意!表示は含み益だが、現実は含み損かもしれない。という事です。
「これまでの運用成績」のページはリニューアルしました
という訳で
私も今までこの目安程度の含み損益を簡易に記録して「これまでの運用成績」というページを作ってきたのですが、実情との乖離が起こり始めましたので、「これまでの運用成績」のページはリニューアルしました。
こちらのページは毎月更新していますので、たまには見てやって下さい。
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コメント
最近、投資を始めました初心者です
勉強させて貰ってます
為替損益関係は計算がめんどくさいですね。
ドル転する度にレートをExcel等に記入されてるんてしょうか?
こまめにドル転してると大変そうです
コメントありがとうございます。
私はドル転は「住信SBU銀行」でしているのですが、そこのマイページにドル転レートの記録は残っていますので、そこから記録を拾ってくる感じですね。
これまでで、XXXドルをYYY円で作ったので、YYY÷XXX=平均ドル転レート と。いう計算を月1回しています。
追記
為替損益も考慮した含み損益を簡単に把握する方法は
『ドル転した円貨(元手)』と『現在の評価額を円転した価格』を比較することです。
https://s-p500.com/home/
このページではその方法で、損益を算出しています。