VOO,VTI,VYM,VIGそれぞれこの2018年2月はどう下げた?ついでにVOOGとVOOVも比較。

分析・比較

米国株(ETF)に馴染みが浅い方にとっては、お前はアルファベットを並べて何を言っているんだ?という感じですよね。

・VOO S&P500ETF(米国大型500社の株)
・VTI 全米株式ETF(米国ほぼ全企業の株)
・VYM 米国高配当株式ETF
・VIG 米国増配株式ETF
・VOOG S&P500グロースETF(S&P500のうちの成長株)
・VOOV S&P500バリューETF(S&P500のうちの割安株)

私もS&P500ETFしか知らなかったのですが、諸先輩方のブログを読んでいるうちに覚えました。

上記ETFは6種類とも、直近の最高値は2018年1月26日でしたので、この日の株価をそれぞれ100として比較してみます。

それでは、比較したグラフです。

直近の最底値は全ETFとも2018/2/8でした。どのETFも直近の最高値1/26の株価から同じように約10%下がっています。

私は最下点では、それぞれの特徴による差が出るだろうと考え、この比較をしてみたのですが、結果は大ハズレ!全く差は出ていませんね。

差(特徴)が出たのは、下がる時ではなく、下げを戻す時でした。2/8から2/22の間に、少しそれぞれのETFの特徴が出ています。

2/22終値時点の順位は、下記の通りでした。

VOOGは、S&P500の中の成長株を集めたETF。言わば、人気の株をぎゅっと集めた株なので、株価が戻るのも比較的早いです。「欲しかった株が安くなった!今買っておこう」と考え行動した投資家が多かったのでしょうか。

逆にVOOVは、S&P500の中の割安株を集めたETF。言わば、今は人気がなく放置されがちな株。株価の戻りはこの中でこの期間では一番悪かったです。「割安だと思って買ったのに、下げる時はしっかり下げるんかい。」と、買い増しのチャンスととらえる動きが少なったようです。

VTIとVOOの差が出なかったのは、以前行った比較「人気の海外ETF VTIとVOOを比較&シミュレーション」でもこの2つは兄弟商品どころか、双子程の差しか出なかった事もあり、わかっていたので驚きません。

しかし、配当をセールスポイントにするETFである、VIGとVYMに(ほんの少しですが)差が出たのが不思議ではあります。

VYMの上位5銘柄は
1 MICROSOFT CORP ORD 6.28%
2 JOHNSON & JOHNSON ORD 3.73%
3 JPMORGAN CHASE & CO ORD 3.67%
4 EXXON MOBIL CORP ORD 3.51%
5 WELLS FARGO & CO ORD 2.52%

VIGの上位5銘柄は
1 MICROSOFT CORP ORD 4.70%
2 JOHNSON & JOHNSON ORD 4.07%
3 PEPSICO INC ORD 3.77%
4 3M CO ORD 3.72%
5 MEDTRONIC PLC ORD 2.90%

このように上位2銘柄は重複してますからね。

しかし、まぁ私は長期積立投資家です。短期のことをあまり細かく考えることは不要です。不要どころか、悪影響が出る可能性すらあるので、この程度でやめておきます。

まとめ

相場全体が下げてる時は、どのETFを買っていても同じように下がってる!

短期の下げは「下がってるのは私の買ってるETFだけじゃない。他のETFも全て同じように下げてるんだ。」と思うことで乗り越えましょう。

そうすることで『パニック売り』をしてしまう可能性はぐっと下がります。

ここからもう1つ下げる、いわゆる「二番底」が来るかもしれません。心構えしておくのは大事です。

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コメント

  1. きいろ より:

    はじめまして。DIA(ダウ平均ETF)も比較の検討に加えてみてはいかがでしょうか?

    • SPオヤジ より:

      コメントありがとうございます。
      私はインデックス投資からS&P500にたどりついたので、ダウは実はまだ不勉強なんです。
      ダウも記事にしながら、勉強していきたいと思っています。ありがとうございます。