S&P500をベンチマークとする投資信託の中で信託報酬の最も安いeMAXIS Slim S&P500ではなく、信託報酬が2番目に安いiFree S&P500を(7,481円だけですが)追加購入しました。
※以下『eMAXIS Slim S&P500の事を【Slim】,iFree S&P500の事を【iFree】』と呼びます。
※この記事のトップ画像はカッパドキアです。カッパドキアはトルコにある世界遺産です。トルコリラがえらいことになっていますね。
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なぜ最も信託報酬の安いものを買わなかったの?
理由は、購入銘柄が増えてポートフォリオが煩雑になるのがイヤだからです。
私は、これまでの運用成績のページで既に【iFree】の欄を作って運用成績を追っています。ここに【Slim】を追加する事でこのページが煩雑になるのがイヤだった という理由です。
はい。ブログをやっているからこその都合であり、ブログで資産公開をやっていない方&私のように変なこだわりがない方は、素直に安い方の【Slim】が良いでしょう。
でも、【Slim】と【iFree】の信託報酬の差なんて大した事はありません。
次の項で計算してみます。
信託報酬0.07%の差って何円の差になるの?
2018年8月現在、信託報酬は
【Slim】 が0.1728%,
【iFree】が0.243% です。 その差は0.0702%です。(単純計算)
今回私が購入した7,481円分を20年保有したとするとそのコストの差はどれくらいになるでしょうか。
計算式〔7481×0.000702×20年 = 105.03324〕
はい。そのコストの差は約105円です。(単純計算)
という訳で、20年間で105円の差ですから大した差ではありません。
それだったらこの105円を捨ててでも、これまでの運用成績のページが煩雑にならない方が良いなと考えた訳です。
そして私は、普段VOO(S&P500の海外ETF)を買っているのですが、なぜ今回は投資信託を購入したかと言うと
NISA枠を1円残さず使い切るため
NISA枠を1円残さず使い切るためです。
投資信託は、海外ETF(株)と違って1円単位まで購入できるのが利点ですね。
さて、せっかくなので「海外ETF」の欠点・利点を確認しておきます。
VOOは(海外ETFは)買付手数料が大きいのが欠点です。
現時点で最安値のSBI証券でも「5~20ドル」の買付手数料が毎回かかります。
しかし(VOOの)経費率(信託報酬)は年0.04%と非常に安いです。
これは大きな利点です。
ここで、もう一度それぞれの信託報酬を比べると
【iFree】は、0.243%
【Slim】 は、0.1728%
【VOO】 は、0.04% です。
先程、信託報酬0.07%の差は大した事無い。というのを確認しました。
その大した事ない0.07%より更に低い0.04%です。
海外ETF(VOO)の信託報酬は非常に安いというのがよくわかります。
「投資信託」「海外ETF」どっちを買ったらいいの?
大きな額を購入or長期保有するなら、買付手数料を入れてもVOO(海外ETF)のほうが低コストです。
大きな額を購入or長期保有しないのであれば、【Slim】や【iFree】のほうが低コストです。
NISA枠は必ず使い切ろう!
NISAの非課税であるというメリット。
通常なら将来利益が出ればその約20%も支払うところ、これが免除されるんですから、すごいメリットです。
約20%もの税金を支払わなくてよい とは
今回購入した7,481円が、NISA運用終了時に仮に倍の14,962円に増えていたとすると、税金は約1,500円支払わないといけません。
(増額分の7481円×約20%=1496円≒1500円)
しかし、NISA枠ではこれが免除される。という事です。
「すごいメリット」です。
10倍の74,810円なら非課税になるのは、15,000円です。
100倍の748,100円なら非課税になるのは、15万円です。
1,000倍の・・・
実際に私も使い切りました。ETF派でもこうやって使い切ることができる
NISA枠が7,481円分余っていましたので、iFree S&P500 インデックスを(基準価格11,628で) 6,434口購入しました。
これで、2018年のNISA枠は使い切りました。
税制のメリットや経費率うんぬんという話をしてきましたが、それよりも『使い切れた』という、すっきり感が強く、とても心地よいです。
株やETF派の方も、NISA枠を使い切る時は、投資信託を利用するのオススメです。
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元手の大きさ及び保有する長さによって『海外ETFをを買ったほうが低コストか,投資信託を買ったほうが低コストか』は分かれます。その考え方についてより深く書いた記事です。
コメント
冒頭の画像とコメントに惹かれてしまいました。らんぐと申します。
カッパドキアは浪漫がありますね~。この地にはかつて、古代エジプト国家に匹敵するヒッタイト帝国が存在していたのですが、ほとんどの歴史の教科書には載っていません。
当時を残すのは僅かな粘土板と冒頭の風景。浪漫を感じずにはいられません。いずれ、米国株で資産を築いたら訪問したい旅行地の1つです。
投資と関係ない話を長々と失礼しました。
コメントありがとうございます。
関係ない画像も載せてみるもんですね、意外な所で知識を得られました。
私も、資産を築いたら色々と旅行したいと考えています。